廃車買取相場はいくら?
値段がつく車・つかない車の違いを解説【2026年版】
最終更新:2026年3月
結論|廃車でも値段がつくことはある
「廃車 = お金がかかる」「廃車にしたら価値はゼロ」というイメージをお持ちの方は多いですが、それは必ずしも正しくありません。
廃車でも部品取り・スクラップ・海外輸出としての価値があれば、専門業者から買取値がつくことがあります。ただし相場は車種・年式・状態・保管場所によって大きく変わります。「廃車だからどうせゼロ」と決めつける前に、まず状態を整理して見積もりを取ることが重要です。
廃車買取相場の考え方
廃車の「相場」は単純な買取価格だけで判断しても不十分です。実質的な受取額は以下の計算式で考えるのが基本です。
買取値 + 自動車税還付金 + リサイクル預託金還付 − 引き取り費用 − 廃車手続き費用
= 実質的な受取額(または費用負担額)
自動車税還付金とは
廃車手続き(永久抹消)を行うと、残月数分の自動車税が還付される場合があります。たとえば年度途中の廃車であれば、翌月以降の分が月割りで戻ります。業者代行の場合は還付金の扱い(誰が受け取るか)を事前に確認してください。
リサイクル預託金(リサイクル料金)とは
車の購入時に支払うリサイクル料金(自動車リサイクル法に基づく預託金)は、正規の廃車処理を行うと精算されます。車の年式や種類によって金額は異なりますが、数千円〜数万円程度が目安です。こちらも業者代行時は扱いを確認してください。
状態別|廃車買取相場の目安
以下はあくまで参考の目安です。実際の査定額は業者・地域・タイミング・詳細な車両状態によって大きく変わります。
| 状態の目安 | 相場感 | 補足 |
|---|---|---|
| 走行不能・エンジン不動(比較的新しい年式) | 買取値がつく可能性あり | 部品取り・輸出ルートが有効。書類が揃っていると有利 |
| 事故車・修復歴あり(フレーム損傷含む) | 要査定(ケース次第) | 損傷の程度・車種によって買取値〜費用発生まで幅がある |
| 古い車(目安:20年超・旧車) | 0円〜費用発生のケースも | 旧車・希少車種は例外的に需要あり。一般的には需要が限られる |
| 過走行車(目安:走行距離が極めて多い) | 0円〜費用発生のケースも | エンジン・足回りの状態次第。部品需要で変わることがある |
| 水没・全損寄り(電装系損傷・完全水没) | 費用発生のケースが多い | スクラップ価値が主体。詳しくは水没車買取・全損車は売れる?を参照 |
| 書類なし・鍵なし・搬出困難 | 費用発生のケースが多い | 手続きコスト・搬出コストが上乗せされやすい |
廃車でも値段がつく理由
① 部品・パーツとしての価値
走行不能・廃車状態でも、エンジン以外のパーツ(ドア・シート・ホイール・電装部品等)が使用可能な状態であれば、部品取り目的での需要があります。特に人気車種・需要の高いパーツは価値が高くなる傾向があります。
② スクラップ・金属素材としての価値
車体に含まれる鉄・アルミ・銅などは、解体後に金属素材として再利用されます。どんな状態の車でも一定のスクラップ価値があります。ただし金属相場の変動により価値は変わります。
③ 海外輸出・現地修理ルート
日本では廃車扱いでも、修理コストの低い海外市場(東南アジア・アフリカ等)では再生・修理して使われるケースがあります。国産の人気車種・比較的新しい年式は輸出需要がつきやすい傾向があります。
費用がかかるケースとの違い
廃車処分では「買取値がつく」ケースだけでなく、「引き取り費用がかかる」ケースもあります。判断の分岐を整理します。
🔍 まず買取査定を試すべきケース
- 比較的新しい年式(目安:15〜20年以内)
- 国産人気車種・需要のあるメーカー
- 書類(車検証)・鍵が揃っている
- 搬出しやすい保管場所
- 損傷が一部に限られている
⚠️ 廃車費用比較に進むケース
- 20年超の旧車・走行距離が極めて多い
- 書類なし・鍵なし
- 山間部・農地など搬出が困難な場所
- 電装系・エンジンへの深刻な損傷
- 完全水没・全焼など物理的に再生困難
廃車費用の詳細(費用がかかるケース・無料になるケース・還付金の仕組み)は廃車に費用はかかる?をあわせて確認してください。
廃車・不動車の買取相場・引き取り条件を確認する
専門業者への無料査定で、実際の相場をまず確認しましょう
廃車の無料査定・相場を確認する →査定・相談は無料です。査定後に売却・廃車しないことも可能です。
査定前に確認するポイント
廃車の査定をスムーズに進め、実質受取額を最大化するために、事前に確認・整理しておくべき項目です。
書類・鍵の確認
- 車検証(紛失の場合は再発行を検討)
- 印鑑証明書・実印
- 車の鍵(スペアキーも含む)
- リサイクル券(あれば)
保管場所の条件を整理する
- 住所・アクセス経路(レッカー・積載車が入れるか)
- 私有地・農地・山間部など搬出困難な条件がないか
- タイヤ状態・ホイールロックの有無
複数社に見積もりを取る
廃車・不動車の査定額は業者によって大きく差が出ることがあります。1社だけで判断せず、最低2〜3社に見積もりを取って比較することが重要です。見積もりと同時に「引き取り費用はどこまで含まれるか」「自動車税還付・リサイクル預託金の扱いはどうなるか」も確認してください。
特殊な状態の場合は専門記事も確認
- 不動車(エンジン不動)→ 不動車の買取相場
- 水没・冠水車 → 水没車・冠水車の買取
- 全損・大破車 → 全損車は売れる?
よくある質問(FAQ)
まとめ
- 廃車でも部品・スクラップ・輸出需要から買取値がつくケースがある
- 相場は「買取値 + 還付金 − 費用」で考えるのが正確
- 還付金(自動車税・リサイクル預託金)は廃車手続き後に精算される
- 年式・車種・書類の有無・保管場所が相場を大きく左右する
- 1社だけで判断せず、複数社の見積もりを比較するのが基本
- 水没・全損・不動車など特殊な状態は専門記事も参考に