火災車・焼損車は売れる?
廃車との違い・売却方法を解説【2026年版】
最終更新:2026年3月
結論|火災車でも値段がつくことはある
「火災車=廃車しかない」と思われがちですが、焼損の程度によっては買取値がつくケースがあります。
ボディ表面・内装の一部に留まる焼損であれば、部品取り・スクラップ・輸出需要から専門業者が買取値を出せることがあります。一方でエンジンルームや全体への焼損は廃車費用が発生するケースが多く、廃車処理との比較が必要です。
火災車・焼損車とは?
火災車とは、火災・出火・焼損による損傷を受けた車両を指します。原因は車両火災(エンジン・電気系からの出火)、もらい火、放火、交通事故後の出火など様々です。
焼損の範囲は「ボディ表面の一部」から「全体焼損」まで幅があり、その程度によって売却可能性・廃車費用の要否が大きく変わります。
焼損レベル別|売れるケースと難しいケース
以下はあくまで参考の目安です。実際の査定結果は車種・年式・保管状態・業者によって大きく変わります。まず専門業者に状態を伝えて確認することが重要です。
| 焼損レベル | 主な状態の目安 | 売却可能性 | 判断の方向 |
|---|---|---|---|
| 軽微(表面のみ) | ボディ・塗装の一部焼け。内部への影響なし | 買取値がつく可能性あり | まず買取査定を試す |
| 内装一部焼損 | シート・内張り・ダッシュボードの一部焼け | 要査定(ケース次第) | 専門業者に状態を伝えて確認 |
| 配線・電装系に波及 | 配線の溶損・電装部品への焼損。動作不良あり | 買取値がつくケースと廃車が混在 | 専門業者の査定で判断。廃車費用との比較も |
| エンジンルーム焼損 | エンジン・補機類への焼損。走行不能の場合も | 廃車費用が発生するケースが多い | 廃車費用との比較を推奨。査定で確認 |
| 全体焼損・全焼 | 車両全体が広範に焼損。スクラップが主体 | 廃車費用が発生するケースが多い | 廃車費用比較へ。スクラップ価値のみのことも |
火災車でも値段がつく理由
① 部品取りとしての価値
焼損が一部に留まっている場合、焼けていない部品(ホイール・シート・外装パネル・足回り部品等)は部品取り目的で需要があります。人気車種・需要の高い部品は買取値に反映されやすい傾向があります。
② スクラップ・金属素材としての価値
全焼・広範焼損であっても、車体に含まれる鉄・アルミ・銅などの金属素材はスクラップとして価値があります。どんな状態の車でも一定のスクラップ価値が存在します。ただし金属相場の変動により価値は変わります。
③ 海外輸出・現地修理ルート
日本では廃車扱いでも、修理コストの低い海外市場では再生・活用されるケースがあります。比較的新しい年式・人気車種は輸出需要がつきやすい傾向があります。
廃車にするべき?買取に出すべき?
火災車の処分を考える際、「廃車処理」と「買取査定」のどちらに進むかの判断を整理します。
🔍 まず買取査定を試すべきケース
- ボディ表面・内装の一部焼損に留まる
- 配線・電装系・エンジンへの波及が少ない
- 比較的新しい年式・国産人気車種
- 書類(車検証)・鍵が揃っている
- 搬出しやすい保管場所にある
⚠️ 廃車費用比較に進むケース
- エンジンルーム・車体全体への広範焼損
- 配線・電装系が広く損傷している
- 走行不能・自走も移動も困難な状態
- 書類なし・鍵なしなど手続き上の問題あり
- 古い年式・搬出困難な保管場所
廃車処理の費用詳細(費用がかかるケース・無料になるケース)は廃車に費用はかかる?をご確認ください。また「全損扱い」になった火災車の判断については全損車は売れる?もあわせて参照してください。
火災車・焼損車の状態をまず専門業者に確認してもらう
廃車か買取かは、査定を受けてから判断するのが基本です
事故車・火災車の無料査定を依頼する →査定・相談は無料です。査定後に売却しないことも可能です。火災歴は正直にお伝えください。
火災後にやってはいけないこと
火災後の対応を誤ると、安全上のリスクが増したり、査定時の信頼を損なう原因になります。以下の行動は避けてください。
- ❌ むやみにエンジンをかけない配線や燃料系が損傷している場合、再点火・ショート・再燃のリスクがあります。火災後すぐのエンジン始動は危険です。
- ❌ 自己判断で通電・電装確認しない焼損した電気系統への通電は、ショートや感電のリスクがあります。専門業者・整備士に確認を依頼してください。
- ❌ 焦げや煤を隠そうとしない焼損状態を隠して売却しようとすると、契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)を問われるリスクがあります。状態は正直に告知することが必要です。
- ❌ 安易に分解・修理しない素人による火災後の分解・修理は、損傷範囲を広げたり、査定時の判断を複雑にすることがあります。専門業者に現状のまま確認してもらうのが基本です。
- ❌ 放置・保管を長期化しない焼損車の長期屋外放置は腐食・金属劣化を加速させ、買取値が下がる要因になります。処分方針が決まったら早めに行動することをおすすめします。
火災車を売る流れ
よくある質問(FAQ)
まとめ
- 火災車・焼損車でも、焼損が軽微・一部に留まれば買取値がつくケースがある
- 焼損レベル(表面〜全体焼損)によって、買取可能性・廃車費用の要否が変わる
- 火災後にエンジン始動・通電・煤隠し・安易な分解は避ける
- まず専門業者に状態を正直に伝えて無料査定を依頼するのが基本
- 複数社で査定を比較し、買取値と廃車費用を合算した実質条件で判断する
- 火災歴の告知義務あり。状態は正直に伝えること
火災車・焼損車の状態を無料で査定してもらう
まず現状のまま専門業者に確認してもらうのが第一歩です
事故車・火災車の無料査定を依頼する →査定・相談は無料です。査定後に売却しないことも可能です。火災歴は正直にお伝えください。