車売却後の自動車税は還付される?いつ・いくら戻るか徹底解説【2026年版】

自動車税 売却 還付

「車を売ったら自動車税は返ってくるの?」と疑問に思う方は多いです。結論からいうと、「廃車(抹消登録)」なら還付あり、「売却(名義変更)」なら還付なしですが、買取業者が慣習として未経過分を査定額に上乗せします。

まず結論:売却か廃車かで扱いが変わる

自動車税還付の基本ルール

自動車税(種別割)は毎年4月1日時点の所有者が、その年度分(4月〜翌3月)を一括で納める仕組みです。年度途中に廃車した場合は、未使用になった月分を月割りで還付してもらえます。

重要なのは「廃車(抹消登録)」と「売却(名義変更)」の違いです。

手続き自動車税備考
永久抹消(廃車)翌月〜3月分を還付車が解体される場合
一時抹消(保管・輸出)翌月〜3月分を還付再登録可能
買取業者へ売却(名義変更)還付制度は適用外業者が慣習で上乗せ
個人売買(名義変更)還付制度は適用外買主と相談が必要

廃車でなく「売却」として名義変更する場合は、自動車税の還付を都道府県に請求することはできません。ただし、大手買取業者のほとんどは業界慣習として未経過分相当額を査定額に含めて提示します。

還付額の計算方法

廃車した場合の自動車税還付額は以下の計算式で求められます。

自動車税還付額の計算式

年税額 ÷ 12 × 未経過月数(抹消翌月〜3月)
※100円未満切捨て

例:年税額34,500円の車を8月31日に抹消した場合
未経過月:9月・10月・11月・12月・1月・2月・3月 → 7ヶ月
34,500 ÷ 12 × 7 = 約20,100円

自動車税の年税額は排気量によって異なります。

排気量年税額(2026年度)月割額(目安)
1,000cc以下25,000円約2,083円
1,001〜1,500cc30,500円約2,541円
1,501〜2,000cc36,000円約3,000円
2,001〜2,500cc43,500円約3,625円
2,501〜3,000cc50,000円約4,166円
3,001〜3,500cc57,000円約4,750円
3,501〜4,000cc65,500円約5,458円
4,001〜4,500cc75,500円約6,291円
4,501〜6,000cc87,000円約7,250円
6,001cc超111,000円約9,250円

なお、自動車税が13年超の重課税が適用されている場合は、重課後の金額をベースに計算します。月割りは「抹消した月の翌月」から起算するため、月末に抹消すると1ヶ月分損することになります。月初めに手続きすると有利です。

軽自動車税は還付されない

軽自動車税(種別割)は、自動車税(普通車)とは異なり還付制度がありません。4月1日時点の所有者が1年分を一括納付するのは同じですが、年度途中で廃車・売却しても税金は戻りません。

これは軽自動車の税額が年間10,800円〜と低く、月割還付の事務コストが見合わないという行政判断によるものです。軽自動車ユーザーにとっては不利なルールですが、税額自体が低いため実損は少ない設計になっています。

車種還付理由
普通乗用車(3ナンバー・5ナンバー)あり(廃車時)自動車税は月割還付制度あり
軽乗用車(軽4輪)なし軽自動車税は還付制度なし
軽貨物(4ナンバー軽)なし同上
小型二輪(250cc超)あり(廃車時)軽自動車税だが還付対象

自動車税を含めた最高額で売るなら複数社比較が鉄則

買取業者によって未経過分の上乗せ額が変わります。1社だけでは損する可能性があります。

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売却時の自動車税(買取業者が上乗せ)

車を買取業者に売る場合は、名義変更(移転登録)で処理されるため、都道府県からの公式な自動車税還付はありません。ただし、業界慣習として買取業者が未経過分相当額を査定額に上乗せするのが一般的です。

上乗せの仕組みと注意点

ガリバー・ビッグモーター系・カーセンサー掲載業者などの大手は基本的に未経過分を考慮した査定を行います。査定時に「自動車税の未経過分はどう扱いますか?」と確認すると安心です。

還付が不利なタイミング

廃車のタイミングによって還付額は大きく変わります。特に注意が必要な時期を整理します。

3月の廃車は還付ゼロ

3月中に抹消登録した場合、「抹消翌月(4月)〜3月」の未経過月数が0ヶ月となるため、還付額はゼロです。4月は新年度の課税対象月になるため、3月末の廃車は最も不利なタイミングといえます。

月末ギリギリも損

月末(例:8月31日)に抹消すると、未経過の起算は「翌月(9月)から」です。一方、月初め(例:8月1日)に抹消すると同じく起算は翌月(9月)ですが、8月分は払い損になるという違いがあります。月をまたぐことなく月初めに手続きするのが理想です。

抹消タイミング未経過月数損得
4月(年度直後)11ヶ月(5月〜3月)最もお得
7月8ヶ月(8月〜3月)普通
10月5ヶ月(11月〜3月)やや少ない
2月1ヶ月(3月のみ)わずか
3月0ヶ月還付ゼロ

還付を受けるまでの流れ

廃車業者に依頼する場合

  1. 廃車業者(リサイクル業者・買取業者)に廃車依頼
  2. 業者が永久抹消または一時抹消の手続きを代行
  3. 都道府県(自動車税事務所)が還付額を計算
  4. 指定口座に振り込み(約2〜3ヶ月後)

自分で手続きする場合

  1. 陸運局(運輸支局)で永久抹消または一時抹消を申請
  2. 抹消後に都道府県の自動車税事務所に還付申請
  3. 口座に振り込み(都道府県により異なる)

都道府県によっては自動で還付される場合と、申請が必要な場合があります。廃車業者に依頼した場合は代行してもらえることがほとんどですが、確認しておくと安心です。

損しない売却のコツ

複数業者に同時査定を依頼する

自動車税の未経過分上乗せは業者によって差があります。同じ時期・同じ車でも提示額が異なるため、複数業者に並行して査定を依頼して比較することが重要です。1社だけで決めると未経過分が適切に反映されていない可能性があります。

売却タイミングと税の関係を理解する

一括査定サービスを使う

電話やWeb経由で複数の買取業者に同時査定依頼できる一括査定サービスを使えば、短時間で相場を把握できます。自動車税の扱いについても査定員に直接確認できるため、納得のいく売却につながります。

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よくある質問

車を売ったあと自動車税は還付されますか?
普通自動車の場合、廃車(永久抹消・一時抹消)登録した翌月から3月までの未経過月分が還付されます。ただし売却の場合は「廃車」ではなく名義変更のため、自動車税の還付制度は適用されません。代わりに、買取業者が未経過分相当額を査定額に上乗せするのが業界慣習です。
軽自動車税も還付されますか?
軽自動車税は還付制度がありません。4月1日時点の所有者が1年分を納める仕組みのため、年度途中に廃車・売却しても税金は戻りません。これは普通自動車税と大きく異なるポイントです。
自動車税の還付額はいくらになりますか?
還付額の計算式は「年税額 ÷ 12 × 未経過月数(抹消翌月〜3月)」です。例えば年税額34,500円の車を8月31日に抹消した場合、抹消翌月の9月から3月まで7ヶ月分が還付対象となり、34,500 ÷ 12 × 7 = 20,125円(100円未満切捨て)が目安です。
自動車税の還付はいつ振り込まれますか?
抹消登録後、都道府県から約2〜3ヶ月以内に指定口座へ振り込まれるのが一般的です。ただし都道府県によって時期が異なり、申請手続きが必要な場合もあります。廃車業者に依頼した場合は代行してもらえることが多いです。
3月に廃車すると還付はゼロになりますか?
はい、3月中に廃車・抹消した場合、還付対象の翌月(4月)は新年度のため還付額はゼロになります。自動車税は3月末締めの年度単位で計算されるため、3月の廃車は最も還付が不利なタイミングです。

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著者情報:carjoho.com編集部。元大手買取業者スタッフの経験を持つライターが監修。実務経験に基づいた正確な情報を提供することを方針としています。記事内の価格・税額は2026年4月時点の情報です。