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走行距離が多い車の査定額はどうなる?5万・10万キロ別の影響と高く売るコツ【2026年版】
最終更新日:2026年3月24日
この記事の結論
- 基準は
- 年間1万kmが標準。超過分は査定額にマイナス影響
- 5万キロ超
- 年式相応なら大きな減額にはなりにくい
- 10万キロ超
- 国内では値落ちしやすいが、車種・状態次第で値がつく
- 高く売るには
- 整備記録簿を揃え、複数業者に査定を依頼して比較する
走行距離と査定額の基本的な関係
中古車の査定において、走行距離は年式と並んで最も重視される要素のひとつです。一般的に年間1万km(月あたり約800km)が標準的な走行距離とされており、この基準を大幅に超えると査定額が下がりやすくなります。
たとえば5年落ちの車であれば、走行距離5万km前後が「標準」です。これより少なければプラス評価、多ければマイナス評価になる傾向があります。
走行距離だけで決まらない:査定額は走行距離のほかに、年式・車種・グレード・ボディカラー・整備状態・修復歴の有無・市場の需給バランスなど、さまざまな要素を総合的に判断して算出されます。走行距離が多いからといって必ずしも大幅に下がるとは限りません。
なぜ走行距離が査定に影響するのか
走行距離が多いほど、エンジン・トランスミッション・足回りなど主要部品の消耗が進みます。次のオーナーにとっては故障リスクが高くなるため、中古車市場での価値が下がるのが一般的な考え方です。
また、走行距離はオドメーターで客観的に確認できるため、査定士にとっても判断しやすい指標となっています。
距離帯別の査定傾向
走行距離の影響は一律ではなく、距離帯によって査定への影響度合いが変わります。以下の表は一般的な傾向をまとめたものです。
| 走行距離 | 査定への影響 | ポイント |
| 3万km以下 | プラス評価になりやすい | 年式相応であれば「低走行車」として需要が高い |
| 5万km前後 | 標準的な評価 | 5年落ちなら年間1万kmペース。大きな減額は少ない |
| 7万km前後 | やや下がる傾向 | タイミングベルトやブレーキパッドなど消耗品の交換時期が近い |
| 10万km前後 | 節目として大きく下がりやすい | 国内市場では敬遠されがち。ただし車種による差が大きい |
| 15万km以上 | 国内では厳しい場合が多い | 海外輸出向けに値がつくケースがある |
5万キロ・10万キロの「節目」に注意:走行距離が5万kmや10万kmといった切りのいい数字を超えると、中古車検索サイトでの絞り込み条件から外れやすくなります。このため、実際の消耗度合い以上に査定額が下がることがあります。売却を検討しているなら、節目を迎える前に動くのもひとつの選択肢です。
3万km以下:低走行車の評価
走行距離が3万km以下の車は「低走行車」として中古車市場で人気があります。特に3年落ち・2万km以下のような車は新車に近いコンディションが期待されるため、リセールバリューが高い傾向です。
5万〜7万km:売却を検討するタイミング
年式相応の走行距離であれば大きな減額にはなりにくいゾーンです。ただし、この距離帯を超えるとタイヤやブレーキパッド、バッテリーなどの消耗品交換が必要になるケースが増えるため、交換費用をかける前に売却したほうが結果的にお得になる場合もあります。
売却のベストタイミングについて詳しくは「車を売るベストなタイミング」で解説しています。
10万km前後:大きな節目
10万kmは国内の中古車市場において心理的な節目とされています。以前はタイミングベルトの交換目安が10万kmだったこともあり、「10万km=寿命が近い」というイメージが根強く残っています。
実際には現代の車は10万kmを超えても十分に走れますが、中古車情報サイトの検索条件で「10万km以下」に絞り込むユーザーが多いため、需要面でのマイナス影響は避けられません。
走行距離が多くても諦めないでください
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走行距離より年式が重要なケース
走行距離と年式はどちらも査定に影響しますが、一般的には年式(車齢)のほうが査定への影響が大きいとされています。
年式が重視される理由
- 安全基準の変化:年式が古い車は最新の安全装備(自動ブレーキ・車線逸脱防止など)が搭載されていないため、市場価値が下がりやすい
- 排ガス規制:古い排ガス規制の車は、一部地域で走行制限がかかる場合がある
- モデルチェンジの影響:フルモデルチェンジが行われると旧型の価値が下がる
- 経年劣化:走っていなくてもゴム部品・樹脂パーツ・塗装は経年で劣化する
たとえば「3年落ち・走行8万km」の車と「8年落ち・走行3万km」の車を比較した場合、前者のほうが査定額が高くなるケースは珍しくありません。高年式であれば走行距離が多めでも評価されやすいのです。
年式の影響が特に大きい場面
- 13年超の車は自動車税・重量税が増税される(詳しくは「10年落ちの車の査定と売却」を参照)
- 初度登録から3年・5年・7年の車検タイミングは査定額が変動しやすい
- 同じ車種でマイナーチェンジ前後で装備差がある場合、年式の影響が顕著に出る
10万キロ超でも値がつく車種・条件
10万kmを超えると国内では査定額が下がりやすいとはいえ、すべての車の価値がゼロになるわけではありません。以下のような車種・条件であれば、10万キロ超でも十分に値がつく可能性があります。
値がつきやすい車種の特徴
| カテゴリ | 理由 | 具体例 |
| トヨタ車全般 | 海外での信頼性・需要が非常に高い | ランドクルーザー、ハイエース、プラドなど |
| SUV・クロカン | 海外(アフリカ・中東・東南アジア)で高需要 | パジェロ、サーフ、エクストレイルなど |
| 商用車・バン | 働く車として海外需要が堅調 | ハイエースバン、キャラバン、プロボックスなど |
| スポーツカー | コレクター需要・海外輸出で高値がつくことも | スカイライン GT-R、シルビア、スープラなど |
| ディーゼル車 | ディーゼルエンジンは高走行に強く海外で人気 | ランクル、デリカD:5、CX-5ディーゼルなど |
値がつきやすい条件
- 整備記録簿が揃っている:定期的にメンテナンスを受けてきた証拠になり、査定士の評価が上がる
- ワンオーナー車:所有者が1人だけの車は丁寧に扱われてきた印象を与えやすい
- 修復歴なし:事故による修復歴がないことは、高走行車ではとくに重要な加点ポイント
- 人気カラー:ホワイト・ブラック・パールなど定番カラーは需要が安定している
- タイミングチェーン車:タイミングベルトと異なり10万km交換が不要。買い手の安心材料になる
海外輸出に強い業者は、国内専業の業者とは異なる査定基準を持っています。10万キロ超の車を売るなら、海外販路を持つ業者にも査定を依頼するのが賢明です。
買取業者の比較については「車買取業者の比較と選び方」で詳しく解説しています。
走行距離が少なすぎるデメリット
走行距離が少ないほど高く売れるイメージがありますが、極端に少ない場合はかえってマイナス評価になることがあります。
低走行車で懸念されるポイント
- エンジン内部の劣化:長期間動かしていない車はエンジンオイルが劣化・固着し、内部にスラッジ(汚れ)が溜まりやすくなる
- バッテリー上がり:走行頻度が低いとバッテリーが十分に充電されず、上がりやすくなる
- ゴム部品の劣化:タイヤ・ホース・ベルト類は走行距離に関係なく経年で硬化・ひび割れする
- ブレーキの固着:長期間使わないとブレーキディスクに錆が発生し、固着するケースがある
- ガソリンの劣化:長期間放置されたガソリンは酸化し、エンジン不調の原因になる
目安として:年間3,000km以下の走行距離の場合、査定士が「長期放置車」の可能性を疑うことがあります。その場合、通常の低走行プラス評価ではなく、各部品の状態を細かくチェックされることになります。
走行距離が少ない車でも、定期的にエンジンをかけて走らせている車と、ガレージに放置されていた車では状態が大きく異なります。整備記録簿で定期点検を受けていることが確認できれば、低走行でもプラス評価を得やすくなります。
走行距離が多い車を高く売るポイント
走行距離が多い車でも、工夫次第で査定額を上げることは可能です。以下のポイントを実践してみてください。
-
1
整備記録簿(メンテナンスノート)を揃える
定期点検やオイル交換の記録が残っていれば、走行距離が多くても「きちんとメンテナンスされてきた車」として評価されます。ディーラーで点検を受けていた場合は記録が残っているか確認しましょう。
-
2
複数の買取業者に査定を依頼する
1社だけの査定では相場が分かりません。最低でも3社以上に依頼して比較するのが基本です。業者によって得意な車種や販売ルートが異なるため、同じ車でも査定額に数万〜数十万円の差が出ることがあります。
-
3
海外輸出に強い業者にも声をかける
国内専業の業者では値がつかない車でも、海外輸出ルートを持つ業者なら買い取ってもらえることがあります。特にトヨタ車・SUV・ディーゼル車は海外での人気が高いため、試す価値があります。
-
4
車内外をきれいに清掃する
査定士も人間です。外装を洗車し、車内のゴミや臭いを取り除くだけでも印象が大きく変わります。とくに喫煙車のタバコ臭は大きな減額要因になるため、消臭対策は必須です。
-
5
純正パーツを保管しておく
社外パーツに交換している場合でも、純正パーツを保管していれば査定額が上がる可能性があります。特にホイール・マフラー・エアロパーツは純正品の有無で評価が変わります。
走行距離が多い車の売却で意識すること
- 節目(5万km・10万km)を超える前に売却を検討する
- 車検が残っているうちに売るほうが有利な場合が多い
- 修理費用が査定額を上回りそうなら、修理せずにそのまま売る
- 1〜3月(決算期)や9月(中間決算期)は買取需要が高まりやすい
車を少しでも高く売るための総合的なテクニックは「車を高く売る方法」で詳しく解説しています。
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よくある質問
Q. 走行距離が多い車でも売れますか?
A. はい、走行距離が10万キロを超えていても売却は可能です。特にSUVやトヨタ車など耐久性の高い車種、海外で需要のある車種は走行距離が多くても値がつきやすい傾向があります。複数の買取業者に査定を依頼して比較するのがポイントです。
Q. 走行距離は査定額にどのくらい影響しますか?
A. 一般的に年間1万kmが標準とされ、これを大きく超えると査定額が下がる傾向があります。ただし、走行距離だけで査定額が決まるわけではなく、年式・車種・整備状態・市場の需給バランスなどが総合的に考慮されます。
Q. 走行距離が少なすぎる車は高く売れますか?
A. 走行距離が極端に少ない車(年間3,000km以下など)は、エンジンやゴム部品の劣化が懸念されるため、必ずしも高く売れるとは限りません。長期間動かしていない車はバッテリー上がりやオイル劣化のリスクがあり、査定でマイナス評価になることもあります。
Q. 10万キロ超の車を少しでも高く売る方法はありますか?
A. 整備記録簿(メンテナンスノート)を揃えておく、車内外をきれいに清掃する、複数の買取業者に査定を依頼して比較する、海外輸出に強い業者にも声をかける、といった方法で査定額アップが期待できます。特に整備記録簿の有無は査定士の印象に大きく影響します。
Q. 走行距離と年式ではどちらが査定に影響しますか?
A. 一般的には年式(車齢)のほうが査定への影響が大きいとされています。年式が古いと安全基準や排ガス規制の違いにより市場価値が下がりやすいためです。ただし、高年式で走行距離が極端に多い場合は走行距離の影響が大きくなることもあります。
※ 情報は2026年3月時点の内容です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。本記事はアフィリエイト広告を含みます。
この記事を書いた人
廃車ナビ編集部|車の売却・買取に関する情報を、中立的な立場でわかりやすくお届けしています。記事内容は定期的に見直し、最新の情報を反映するよう努めています。