車を売る前にやること完全ガイド【2026年版】1ヶ月前から当日まで段階別チェックリスト
最終更新:2026年4月28日
目次
準備の全体像:4段階チェックリスト
車を売る準備は「書類の準備」と「車の状態の準備」の2軸で考えると整理しやすいです。それぞれ取得や確認に時間がかかるものがあるため、早めに動き出すことが重要です。以下の表で、4つのフェーズと主な作業を確認してください。
| フェーズ | 書類関連 | 車の状態関連 |
|---|---|---|
| 1ヶ月前 | 車検証・ローン残高の確認 | 相場確認・修理要否の判断 |
| 1週間前 | 印鑑証明書の取得・書類一式の取り寄せ | 洗車・スペアキーの所在確認 |
| 前日 | 書類のセット・コピーの作成 | 車内の私物整理・燃料確認 |
| 当日 | 書類の持参確認 | 査定への立ち会い・記録 |
1ヶ月前にやること(書類確認・相場チェック)
書類:車検証の確認とローン残高の把握
- 車検証(自動車検査証)の保管場所を確認する
- 車検証の記載内容(所有者名・車台番号)が正確かチェックする
- ローン残高を確認する(残っている場合はローン会社に残高照会)
- 所有者名がローン会社名義の場合、完済後の名義変更手続きを確認
- リース車かどうかの確認(リース車は売却に制限がある場合あり)
車検証は通常、グローブボックスに保管されています。見当たらない場合は、国土交通省の手続き窓口(陸運局)で再発行が可能です。ローンが残っている場合は、売却代金でローンを完済する必要があるため、残高を把握しておくことが不可欠です。
相場チェック:自分の車の価値を把握する
- carjoho.comや中古車相場サイトで同年式・同走行距離の売却価格を確認
- オークション相場(オークネット等)でプロの取引価格帯を把握
- 売却のベストタイミングを検討(3月末・9月末は業者が在庫を積む傾向)
- 大幅なリコール・不具合情報がないか確認
相場を知らずに査定を受けると、提示された価格が適正かどうか判断できません。同じ車種・同じ年式の中古車が市場でいくらで売られているかを確認し、おおよその相場感を持った状態で査定に臨むことが大切です。
1週間前にやること(書類取得・車の状態確認)
書類:印鑑証明書の取得と書類一式の準備
- 印鑑証明書を取得する(マイナンバーカードがあればコンビニ取得可)
- 印鑑証明書の有効期限を確認(発行から3ヶ月以内のものが必要)
- 実印の保管場所を確認・紛失していないかチェック
- 自動車税の納税証明書を確認(電子化で不要なケースも増えている)
- 整備記録簿・取扱説明書の有無を確認
- 純正ナビやオーディオの取扱説明書の有無を確認
- ローン会社・信販会社の連絡先を控える
印鑑証明書は発行から3ヶ月以内のものが必要です。マイナンバーカードがあればコンビニの多機能端末で取得できます(手数料200〜300円程度)。実印が見つからない場合は登録印鑑の変更手続きが必要で、時間がかかるため早めに確認が必要です。
車の状態:洗車とスペアキーの確認
- スペアキー(合鍵)の所在を確認する
- 洗車を行い、車の外観状態を確認する
- タイヤの状態(溝の深さ・ひび割れ)を確認
- ホイール・タイヤのマッチング(冬タイヤがある場合は確認)
- 修復歴の有無を改めて自己確認
- ETC車載器・ドライブレコーダー等の取扱を決める(付けて売るか外すか)
前日にやること(最終確認・車内整理)
書類:セットと最終チェック
- 車検証・印鑑証明書・実印をまとめて封筒に入れる
- 整備記録簿・取扱説明書もまとめて準備
- 書類のコピーを1部取っておく(自己管理用)
- ローン残高の明細書があれば添付
- 翌日の査定時間・業者名・連絡先を再確認
車の状態:車内整理と最終確認
- 車内の私物をすべて取り出す(財布・眼鏡・スマホ等の忘れ物に注意)
- トランク内の荷物・工具類を整理
- チャイルドシートを取り外す(取付のまま査定を受けるとシートの状態が見えない)
- サンバイザーのポケット・ドアポケットを確認
- 燃料が少ない場合は最低限の給油をしておく(走行査定のため)
- 駐車場所を確認(査定員の車が入れる広さがあるか)
当日にやること(査定時の持ち物・立ち会い)
持ち物の最終確認
- 車検証(自動車検査証)
- 実印
- 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
- スペアキー(全て)
- 整備記録簿・取扱説明書
- 自動車税の納税証明書
- 身分証明書(運転免許証)
- ローン完済証明書または残高証明書(ローンがある場合)
査定立ち会い時のポイント
査定には必ず立ち会ってください。査定員がどの箇所をチェックし、どこを減点対象にするかを目で確認することが大切です。査定員が指摘する傷・凹み・内装の状態についてメモを取っておくと、他業者との比較時に役立ちます。
査定額が提示されたら、その場で即答する必要はありません。「他社とも比較してから決めます」と伝えることは自由であり、正当な権利です。
書類準備の詳細解説
書類の不備は査定・売却手続きが進まない最大の原因です。それぞれの書類の取得方法と注意点を解説します。
車検証(自動車検査証)
車検証は法定書類で車に常時携帯が義務付けられています。紛失した場合は管轄の陸運局(運輸支局)で再発行申請が可能です。手続きには申請書・手数料(数百円程度)・本人確認書類が必要です。
印鑑証明書
実印として登録した印鑑の証明書です。市区町村の窓口またはマイナンバーカードでコンビニ取得できます。発行から3ヶ月以内のものが求められます。複数社に査定依頼している場合、売却が決まった業者に提出するため、2〜3枚取得しておくと安心です。
自動車税の納税証明書
2023年以降、電子化により多くの都道府県で提出不要になっています(業者が電子的に確認)。ただし、納税直後(数週間以内)は電子照会に反映されないため、紙の証明書を持参したほうが安全です。
整備記録簿(点検整備記録簿)
定期点検の記録が残っている冊子です。ある場合とない場合で査定額に差が出ることがあります(査定員が整備履歴を確認できるため)。見当たらない場合は、定期点検を受けたディーラー・整備業者に確認してみましょう。
車の状態チェックの詳細解説
書類と並んで重要なのが車の物理的な状態です。査定前に自己確認しておくべきポイントを解説します。
外観チェック(傷・凹み・サビ)
日常的に乗っていると慣れてしまい、自分の車の傷を認識していないことがあります。晴れた日に車外から全方向を確認し、主要な傷・凹みをメモしておきましょう。査定員に先に伝えると、「正直に申告してくれる人」という印象を与え、交渉がスムーズになるケースがあります。
内装チェック(シート・ダッシュボード・臭い)
内装の状態も査定の対象です。特にシートのシミや破れは評価に影響します。ペット臭や煙草の臭いも脱臭コストとして査定に影響することがあります。
修復歴の確認
事故などで骨格(フレーム部分)を修正・修復した車には修復歴があります。修復歴は査定額に大きく影響するため、自分の車の履歴を把握しておくことが大切です。ディーラーや修理業者に修理歴を照会することができます。
よくある失敗パターンと対策
失敗パターン1:書類が揃わず当日キャンセル
最もよく聞く失敗が「印鑑証明書が期限切れだった」「車検証が見つからなかった」というケースです。査定は実施できても、売却手続きに必要な書類が揃わないと契約が進みません。書類確認は必ず1ヶ月前から始めてください。
失敗パターン2:スペアキーの紛失
「スペアキーがどこかにあるはず」と思っていたが、引越しや整理で紛失していたというケースです。スペアキーの減額幅は車種によって異なりますが、スマートキーの場合は数万円規模になることもあります。1週間前に必ず確認しましょう。
失敗パターン3:ローンの残債を把握していなかった
売却代金がローン残高を下回るオーバーローンのケースでは、差額の現金を用意しなければなりません。これを把握せず査定を受けると、「売れると思っていたのに売れなかった」という事態になりかねません。早めにローン残高を確認しましょう。