ヴェルファイア買取相場(2026年9月)の概況
2026年9月時点のポイント
- 40系(2023年〜):ガソリンターボが輸出需要で高値維持。ただし下半期は下落リスクあり
- 30系(2015〜2022年):40系登場後も残価率70〜78%の異例の安定相場
- 国内一括査定での競合が増加し、個人間では追いつかない業者間競争が売り手有利に
ヴェルファイアは2023年に30系から40系へのフルモデルチェンジを機に、アルファードとの差別化路線を明確にしました。40系ガソリンターボ(V35Aエンジン)はSUVライクな走行性能で東南アジア輸出需要が旺盛となり、国内でも査定額が高水準を維持しています。
ただし、主要輸出先のマレーシアは年間輸入台数に上限があり、2026年に入って上限(約35,000台)に近づきつつあるという報告があります。輸出需要が一時的に落ちれば買取相場にも影響するため、40系の売り時は早めが有利な状況です。
40系買取相場|年式・グレード別一覧
40系ヴェルファイアは2023年6月に発売。グレードはZ・Z(ガソリン)・Executive Premierが主軸です。
| 年式 | グレード | 動力 | 買取相場目安 | 残価率目安 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年式 | Executive Premier | HV | 750〜820万円 | 約104% |
| 2023年式 | Z(ガソリンターボ) | ガソリン | 700〜760万円 | 約97% |
| 2023年式 | Z(HV) | HV | 640〜700万円 | 約90% |
| 2024年式 | Executive Premier | HV | 780〜850万円 | 約105% |
| 2024年式 | Z(ガソリンターボ) | ガソリン | 720〜790万円 | 約99% |
| 2025年式 | Executive Premier | HV | 820〜880万円 | 約107% |
注意:上記は参考値です。走行距離・修復歴・オプション装備・査定時期により実際の査定額は変わります。複数社に一括査定をかけて最高値を比較することが重要です。
40系 ガソリンターボが高い理由
40系のガソリングレードはV35A型2.4Lターボエンジンを搭載し、従来の3.5L NAとは異なるキャラクターを持ちます。SUV的な走行感覚がマレーシア・シンガポール・中東向け輸出で高い評価を受けており、国内買取価格を押し上げています。ただし2026年下半期はマレーシアの輸入台数上限に近づいているため、輸出向け需要の一時的な停滞が懸念されています。
30系買取相場|年式・グレード別一覧
30系ヴェルファイアは2015〜2022年に生産された旧型ですが、40系登場後も相場の急落が起きていない珍しいモデルです。
| 年式 | グレード | 動力 | 買取相場目安 | 残価率目安 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年式(後期) | ZG エディション | HV | 220〜280万円 | 約78% |
| 2021年式(後期) | ZG エディション | HV | 200〜250万円 | 約73% |
| 2020年式(後期) | Z(HV) | HV | 170〜210万円 | 約68% |
| 2019年式(後期) | Z(ガソリン) | ガソリン | 160〜200万円 | 約65% |
| 2018年式(後期) | V | ガソリン | 120〜160万円 | 約58% |
| 2017年式以前 | 各グレード | 各種 | 80〜130万円 | 約45〜55% |
30系が急落しない理由
30系は40系と同時並行で国内中古流通台数が充実しており、「40系は高すぎる・でもヴェルファイアに乗りたい」という層の需要を吸収しています。また海外輸出向けとしても30系後期は一定の需要があり、二重の需要支持が相場を底堅くしている要因です。
今売るなら40系・30系どちらが有利か?
判断フロー
輸出需要の高い今が売り時。2026年下半期以降にマレーシア上限の影響が出ると、相場が10〜30万円単位で下落する可能性あり。乗り換え予定があれば早めの査定推奨。
40系登場後も急落しておらず、急いで売る必要は低い。ただし走行距離が10万kmを超えると需要が急減するため、「超える前」のタイミングを意識して売ること。
ヴェルファイアは買取業者間で需要差が大きく、最高値と最低値が数十万円異なることも珍しくない。必ず複数業者に同時査定を依頼すること。
ガソリン vs ハイブリッド 査定額の違い
| 世代 | 動力 | 査定優位性 | 主な需要元 |
|---|---|---|---|
| 40系 | ガソリンターボ | ◎ 高値になりやすい | 東南アジア輸出・国内高所得者層 |
| 40系 | ハイブリッド | ○ 安定 | 国内エコカー需要・法人買い替え |
| 30系 | ハイブリッド | ○ 安定 | 国内中古需要・一部輸出 |
| 30系 | ガソリン(3.5L NA) | △ やや弱い | 国内一般需要 |
40系はガソリンターボがV35Aエンジンの希少性と輸出需要で高値優位にありますが、状態・走行距離次第でHVに逆転されることもあります。査定時は「ガソリンだから安い」と決めつけず、複数業者への査定で実勢価格を確認することが重要です。
アルファードとの相場乖離の実態
30系時代はアルファードとヴェルファイアがほぼ同一車体を共有しており、相場差は小さいものでした。しかし40系へのモデルチェンジで両車は明確に差別化されました。
| 車種 | 40系(2023年式・Z相当) | 価格差の背景 |
|---|---|---|
| アルファード Executive Lounge | 950万〜1,050万円 | 国内VIP需要・ショーファーユース |
| ヴェルファイア Executive Premier | 750〜820万円 | 輸出需要・スポーティ路線 |
| 差額 | ▲150〜250万円(ヴェルファイアが安い) | |
40系ではヴェルファイアが「走りのミニバン」路線に特化した結果、ショーファー需要の高いアルファードとの相場差が150〜250万円程度に開いています。「どちらを買うか迷っている」という方は、売却時のリセール差も判断材料に含めることをおすすめします。
ヴェルファイアの査定を最大化する5つのポイント
- 走行距離3万km以内を狙う:5万km超から査定額が段階的に下落します。乗り換えを検討しているなら距離が少ない段階での査定が有利です。
- 純正オプションは外さない:純正ナビ・純正アルミ・ドラレコ等は査定額に加算されます。後付けのナビに換装していると純正の査定ができなくなるため、なるべく純正維持が得策です。
- 修復歴のない状態を保つ:フレームやシルに修復歴があると、どれほど状態が良くても査定で大幅減額(30〜50万円単位)となります。小さな事故でも必ず修理前に保険・査定の影響を確認しましょう。
- 輸出需要旺盛なタイミングを選ぶ:40系ガソリンターボは輸出価格が買取額に連動します。マレーシアの輸入上限に引っかかる前(2026年上半期〜中旬が目安)の査定が有利です。
- 複数業者への一括査定を必ず実施する:ヴェルファイアは業者によって50〜100万円の差がつくことがあります。1社だけへの査定は最も損するパターンです。
一括査定で高く売る手順
査定フォームの入力に必要な基本情報を手元に準備します。グレードが「Z」「ZG」「Executive Premier」のどれかを確認してください。
複数の買取業者が同時に査定する仕組みで、1回の入力で最高値の業者が分かります。
業者ごとの提示額を見比べ、最高値を出した業者と交渉します。「他社でこの金額が出ている」と伝えることで競争が働き、さらに高値になるケースがあります。
売却後は任意保険の解約・住所変更手続き等を忘れずに行いましょう。
よくある質問
40系ヴェルファイアの買取相場は年式・グレードにより異なります。2023年式Zプレミアで700万円前後、Zガソリンで620万円前後、Executive Premierで750万円前後が目安です(2026年9月時点)。ガソリンターボは輸出需要が高く高値維持傾向にありますが、マレーシアの輸入台数上限に近づいているため、2026年下半期は下落リスクがあります。
30系ヴェルファイアは40系登場後も異例の安定相場を維持しています。2020年式(後期)ZGエディションで200〜250万円、2019年式Zガソリンで160〜200万円、2018年式Vで120〜160万円が目安です。40系が出て約2年半経過した現在も残価率70〜78%程度と底堅く、急落しにくい特徴があります。
40系ではガソリンターボ(V35A)が輸出需要により高値になりやすい傾向があります。ただし30系ではハイブリッドが国内需要で安定した高値をつけやすい傾向です。査定時の状態・走行距離・装備によって逆転することもあるため、一括査定で複数の業者に確認することが重要です。
主なポイントは①走行距離を3万km以内に抑えて売る、②純正オプション(純正ナビ・ドラレコ等)を取り外さずに査定に出す、③修復歴のない状態を保つ、④複数の業者に一括査定をかけて競争させる、⑤輸出需要が旺盛な時期(需要上限に近づく前)に売ることです。
40系ガソリンターボに関しては、マレーシアの年間輸入台数上限(約35,000台)に近づいており、2026年下半期以降は輸出需要が一時的に落ちる可能性があります。相場が高いうちに売りたい場合は早めの査定が有利です。30系は急落リスクが低く、余裕を持ったタイミングで査定できます。いずれも複数業者への一括査定で最高値を引き出すことが最重要です。