三菱 エクリプスクロス買取相場2026年版|PHEVとガソリン車の査定差・FMC前後の変動を徹底解説
三菱 エクリプスクロスは、コンパクトSUVとクーペスタイルを融合させた個性的なモデルです。2021年に大幅改良(事実上のフルモデルチェンジ)を受け、デザインと装備が刷新されました。さらに2022年からはPHEV(プラグインハイブリッド)版が加わり、電動SUVとしての価値が注目されています。このページでは2026年時点の最新買取相場を詳しく解説します。
目次
エクリプスクロスの概要:PHEVで生まれ変わったコンパクトSUV
三菱 エクリプスクロスは2017年3月に発売されたコンパクトクロスオーバーSUVです。独特の斜めに切り落としたリアウィンドウデザインが特徴で、セダンとSUVを掛け合わせたようなスタイリングが若い世代から支持を受けました。
発売当初はガソリン車(1.5Lターボ)とディーゼル車(2.2Lクリーンディーゼル)の2種類でした。2021年10月に大幅な改良が行われ、リアデザインが刷新されると同時にPHEV(プラグインハイブリッド電気自動車)版が加わりました。PHEVはモーター+エンジンの組み合わせによる強力な走行性能と、EV走行による経済性が特徴です。
三菱のSUVラインナップの中では「エントリー〜ミドルクラス」に位置付けられ、上位にはアウトランダーPHEVが存在します。
フルモデルチェンジ前後の相場変動
エクリプスクロスは2021年10月に実施された大規模マイナーチェンジ(業界では実質的なフルモデルチェンジとも呼ばれる内容)が相場に大きな影響を与えました。
旧型(2017〜2021年式)の相場への影響
2021年以前の旧型は、後期型(2021年)でも2026年現在で4〜5年落ちとなります。FMC後は「古い世代」として中古車市場での評価が下がり、旧型ガソリン車の相場は2022〜2023年にかけて急速に下落しました。特にディーゼル車は部品供給への懸念や燃費規制意識の高まりなどから、一部では20万円台まで下落する個体も見られました。
現行型(2021年10月以降)の相場動向
一方、2021年10月以降の現行型はデザインが刷新され、PHEVが加わったことで中古車市場での人気が向上しました。現行型のガソリン車(G / P グレード)も旧型と比べると高い相場を維持しており、特に現行型PHEV(2022年以降)は発売から日が浅いこともあり高値圏で推移しています。
2026年最新買取相場(年式別・グレード別)
以下の相場は2026年4月時点の参考値です。状態・走行距離・市場需給によって大きく変動します。
旧型エクリプスクロス(2017〜2021年式)の参考買取相場
| 年式 | グレード・エンジン | 参考買取相場 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2020〜2021年式 | P(1.5Lターボ 4WD) | 55万〜80万円前後 | 最終型・4WDで底堅い |
| 2020〜2021年式 | G(1.5Lターボ 2WD) | 40万〜60万円前後 | 2WDはやや安め |
| 2018〜2019年式 | P(1.5Lターボ 4WD) | 30万〜50万円前後 | 7〜8年落ちで下落 |
| 2017〜2018年式 | G(1.5Lターボ 2WD) | 15万〜30万円前後 | 初期型で大幅下落 |
現行型エクリプスクロス(2021年10月〜)の参考買取相場
| 年式 | グレード・パワートレイン | 参考買取相場 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2023〜2025年式 | P PHEV(4WD) | 120万〜165万円前後 | PHEV・低走行で高値 |
| 2023〜2025年式 | G(1.5Lターボ 4WD) | 85万〜120万円前後 | ガソリン4WDも需要あり |
| 2022年式 | P PHEV(4WD) | 95万〜135万円前後 | PHEV初年式・バッテリー状態重要 |
| 2022年式 | G(1.5Lターボ 2WD) | 65万〜90万円前後 | 現行型ガソリン2WD |
| 2021〜2022年式 | P(1.5Lターボ 4WD) | 70万〜100万円前後 | FMC直後の型・状態次第 |
PHEVとガソリン車の査定差:バッテリー状態が鍵を握る
エクリプスクロスのPHEVはガソリン車と比べて新車価格が約100万円前後高く設定されています。中古車市場においてもこの差が反映され、同年式・同走行距離で比較するとPHEVはガソリン車より20万〜40万円前後高い傾向があります。
PHEVが高く評価される理由
- EV走行での燃費優位性(ガソリン代節約)
- 給電機能(外部への電力供給)による実用性の高さ
- 走行性能の高さ(モーターによる瞬発力)
- エコカー減税・自動車税優遇の恩恵
- 中古購入者の「電動SUVに乗りたいが新車は高い」という需要
PHEVのバッテリー状態が査定に与える影響
PHEV車の査定で最も重要なのがバッテリーの状態です。経年劣化によりEV走行可能距離が短くなっている場合、査定額が下がる可能性があります。具体的には以下の点が確認されます。
- バッテリー容量の残存率(SOH)
- バッテリー警告灯の有無
- 充電履歴(急速充電のみを多用していないか)
- 充電ケーブル(普通充電・急速充電用)の有無
PHEV vs ガソリン車 参考査定比較(2022年式)
| パワートレイン | グレード | 参考買取相場 | 差の目安 |
|---|---|---|---|
| PHEV(バッテリー良好) | P 4WD | 95万〜135万円前後 | 基準 |
| PHEV(バッテリー劣化あり) | P 4WD | 65万〜95万円前後 | -20万〜40万円 |
| ガソリン(1.5Lターボ) | P 4WD | 70万〜100万円前後 | バッテリー劣化PHEVと競合 |
| ガソリン(1.5Lターボ) | G 2WD | 55万〜80万円前後 | 最も低め |
アウトランダーPHEVとのブランド内序列と査定差
三菱のSUVラインナップにはアウトランダーPHEVという上位モデルが存在します。エクリプスクロスPHEVとアウトランダーPHEVは同じ「三菱のPHEV SUV」として比較されることが多いですが、査定上の序列は明確です。
アウトランダーPHEVの方が高い理由
- 新車価格がエクリプスクロスより60〜80万円前後高い
- バッテリー容量が大きく(20kWh vs 13.8kWh)EV走行距離が長い
- 3列シートで7人乗りのファミリーカーとしての汎用性
- 給電容量が大きく、災害時のV2H活用で注目度が高い
実際の査定場面で、エクリプスクロスPHEVオーナーが「アウトランダーPHEVよりこっちの方が安い」という理由で渋めの提示をされるケースがあります。ただしエクリプスクロスPHEVは車格・取り回しのコンパクトさが強みで、都市部ユーザーやセカンドカーとして需要がある層が存在します。複数業者への一括査定で、エクリプスクロスの需要が高い業者を探すことが重要です。
エクリプスクロスを高く売るポイント
1. PHEVはバッテリー関連書類・ケーブルを揃える
充電ケーブル(普通充電用・急速充電用)、取扱説明書、充電履歴が確認できる資料を揃えておくと査定士への信頼感が高まります。ケーブルが欠品していると減額対象となる場合があります。
2. 4WDであることを明示する
エクリプスクロスは2WDと4WDがあります。特に雪国・山間部の需要が高い4WDは査定でも有利です。車検証や型式で確認して査定依頼時に記載しましょう。
3. 整備記録簿・ディーラー整備履歴を準備する
三菱ディーラーでの定期点検履歴が揃っている車両は「整備が行き届いている」と評価されやすく、査定が上がりやすい傾向があります。
4. 一括査定で競合させる
エクリプスクロスはニッチなモデルのため、業者によって評価に差が出やすいです。特にPHEV車を得意とする業者に当たるかどうかで結果が変わります。幅広く一括査定を依頼することが重要です。詳しくは高く売るコツの記事をご参照ください。
よくある失敗パターン
「三菱はリセールが低い」という先入観で、1社の安い提示をそのまま受け入れるケースがあります。エクリプスクロスPHEVは一定の需要があり、PHEVに積極的な業者からは想定以上の金額が提示されることがあります。複数社の査定を取らずに判断するのは避けましょう。
売却前にバッテリー状態を確認しないまま査定に出し、当日に「バッテリー劣化で減額します」と言われて驚くケースがあります。事前にディーラーでバッテリー診断をしておくと、査定交渉を有利に進めやすくなります。
フルモデルチェンジ直後は旧型の相場が大きく下落します。現行型が発売されたタイミングで「まだ乗れるから」と売却を先延ばしにすると、気づけば大きく値崩れしていたというケースがあります。FMC情報には常にアンテナを張っておきましょう。